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三民主義を読んで1~三民主義とは何か~

公開日: : 最終更新日:2014/08/10

皆さんこんにちは。今回はようやく読み終わった孫文の『三民主義』について書きたいと思います。
ただ、孫文の言わんとするところを全て書こうとすると、文字数が大変なことになってしまいますので、
1.三民主義とは何か
2.民族主義について
3.民権主義について
4.民生主義について
5.まとめ
の五回に分けて投稿したいと思います(長い(^_^;)

ということで、今回は「三民主義とはなにか」について書きます

恐らく多くの人が、歴史の授業などで一度は「三民主義」という単語を聞いたことがあるかと思います。簡単に定義づけすると、「中国で建国の父と呼ばれる孫中山(孫文、1866~1925)の主要な思想で、民族主義、民権主義、民生主義の三つの主義によって成り立っている」ものです。

上にあげた三つの主義はそれぞれ2、3、4回目の投稿で詳しく書くのですが、こちらも簡単に言うと
「民族による団結を主張する民族主義」、「人民が共同の権利を有し、政治を管理する民権主義」、「人民の共同財源の所有を約束する民生主義」、となります。

三民主義を簡単に表すと上記のような感じになります。

 

さてこの「三民主義」、思想としては1905年ごろから唱えられていたのですが、『三民主義』として体系的に述べられた本は1924年になってやっと著されました。しかもそれは同年に革命軍人や学生に対して行われた講演を筆記し、まとめたものでありました。

なぜこのような時期と形式による発表だったのでしょうか。
本書における自序に見ると、当初孫文は『三民主義』という形で本を刊行しようとは考えてなかったそうです。というのも、孫文は『建国方略』という1シリーズ本のうち1918年に『孫文学説』、『実業計画』、『民権初歩』の3書を刊行し、その後、『民族主義』、『民権主義』、『民生主義』、『五権憲法』、『地方政府』、『中央政府』、『外交政策』、『国防計画』の八冊を含む『国家建設』という書をだす予定だったみたいです。

この八冊は時間が空けばすぐにでも刊行できるぐらい順調に書かれていったのですが、ただ陳炯明という者の反乱によって1922年に全て焼失してしまいました。そして1924年頃に国民党の改組をするにあたり、宣伝の材料として、民族民権民生の三民主義の真髄を明確に発信する必要があったことから、週一回の講演をすることになったのです。

こういった経緯から、講演を筆記しまとめた書物としての『三民主義』が刊行されたのですね。だからとも言うべきか、この本『三民主義』は時折論理的に違和感を持つ記述があったりしました。ただ、全体としては非常にまとまっており、且つ非常に読みやすかったです。今年の目標に孫文の思想の学習を置く自分にとって、この本を読めたのは大きな全身になりました。

・・・それにしても砲撃によって焼失してしまった書物が残念でならないです(^_^;)。実際それらが世に発表していたらどうなっていたか・・・

こんなところで今回は筆をおくことにします。
ご拝読ありがとうございました!

次回は「民族主義について」の投稿になります!

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