映画「ヒトラー~最後の12日間~」を見て
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最終更新日:2014/08/10
映画
こんにちは!
春休みなので映画を見る機会がいつもより増えています(^^♪
ということで今回は先日見た映画「ヒトラー~最後の12日間」の感想を書きたいと思います。
まずこの映画は第二次世界大戦時、ドイツの敗北がほぼ決定した時期のヒトラーとその部下たちの様子を描いた映画となっています。
「戦時中に市民などいない」
「戦争に負けたら国民もない」
これはベルリンにソ連軍が侵入し、部下がヒトラーに対して市民の避難を訴えた時の答え方でした。
正に戦争のことだけを考えた独裁者、狂人というイメージがこのシーンを見て湧きました。
しかし一方で
「君たちには本当にすまないと思っている」
「危なくなったら避難しろ」
というように、秘書の女性たちには紳士的やさしい面を見せていました。
独裁者としてのヒトラー、一人の優しい男としてのヒトラー、恐らくどちらも本当のヒトラーなのでしょう。
彼の生まれた世界、二度の世界大戦が勃発した20世紀前半の世界が二人のヒトラーを生み出したのです。
そういう意味でヒトラーも被害者だったのかもしれません。
さて、この映画を見て改めて思うのが全体主義や戦争というものの怖さですね。
国家によって他国への敵愾心を煽り立て戦争を正当化し、特定の人物を崇拝させる。
ドイツに限らず、私達の日本も犯した過ちですので、これを教訓に戦争反対を訴えなければなりません。
そんな中頭に浮かぶのは安倍首相(^_^;)
現在阿部首相が集団的自衛権行使のために独断的に解釈改憲を行おうとしており、
また靖国参拝などで中国や韓国から日本が右傾化していると批判されています。
ヒトラーは選挙によって国のトップに当選し、独裁者となりました。
阿部首相が、もしくは彼が作った制度や慣習が日本を再び戦争の道へと導かないよう、私達国民は常に監視しなければなりません。それが私たち国民の義務であり、責任なのですから。
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